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EAR534を再入手 [AUDIO]

私のメインのオーディオシステムのアンプはプリアンプがEAR864、パワーアンプがEAR861です。


これらのアンプの音質には満足しているのですが、いろいろあってEAR534というパワーアンプを入手しました。実は、2011年に一度購入し、数年で手放してしまったアンプの再入手です。

EAR534はTim de Paravitini氏主宰のEsoteric Audio Reserchの代表的なアンプの一つで、メジャーなオーディオ用真空管であるEL34を出力管に採用。パラプッシュプルで50Wの出力を出す大出力真空管アンプです。手放した理由は現在も使用しているEAR861を入手したためで、861の方がより魅力的な音と感じられ、EAR534を不要と判断したからです。

その後、EAR861に使用しているEL519系統の真空管が入手難になってしまい、国内代理店による修理が中止となってしまいました。

自分用の真空管のストックはある程度所有しており、当面は自分のEAR861のメンテナンスは大丈夫と思っているのですが、こういう経験から、メジャーな真空管を使用した真空管アンプを手元に置いておきたいという想いは、この数年高まり、入手性の良いEL34のアンプであるEAR534を手放したのは失敗だったな。と、数年前から後悔していたのです。


たまたま馴染みの店を訪問したとき、店頭に(ネットストアには載せていないという)EAR534の中古品発見し、その場で購入しました。今後は気分やメンテナンスの状況に合わせてEAR534と861を使い分けようと思っています。おっと、EAR859の事も忘れてはいけません。


EAR534は 1999年発売のアンプですが、なんと現行機種でした。

長期間生産されているモデルですが、売価はおおきく変化しています。
1999年 デビュー当時の国内販売定価は48万円
2011年 89万円
2023年 113.3万円
ELECTRO-HARMONIX 真空管 EL34 /MP マッチド2本組 ストレート/T 傍熱5極管 TEHEL34/MP

ELECTRO-HARMONIX 真空管 EL34 /MP マッチド2本組 ストレート/T 傍熱5極管 TEHEL34/MP

  • 出版社/メーカー: ELECTRO-HARMONIX
  • 発売日: 2021/03/15
  • メディア: エレクトロニクス
Mullard EL34 /MP マッチド2本組 ストレート/T 傍熱5極管

Mullard EL34 /MP マッチド2本組 ストレート/T 傍熱5極管

  • 出版社/メーカー: ムラード(Mullard)
  • 発売日: 2021/03/15
  • メディア: エレクトロニクス
Svetlana(S Logo) EL34 /MP マッチド2本組 ストレート/T 傍熱5極管 TSSVEL34/MP

Svetlana(S Logo) EL34 /MP マッチド2本組 ストレート/T 傍熱5極管 TSSVEL34/MP

  • 出版社/メーカー: Svetlana(S Logo)
  • 発売日: 2021/03/15
  • メディア: エレクトロニクス
JJ Electronics T-EL34-JJ-MP Vacuum Tube EL34/6CA7 Pentode Matched Pair by JJ Electronic

JJ Electronics T-EL34-JJ-MP Vacuum Tube EL34/6CA7 Pentode Matched Pair by JJ Electronic

  • 出版社/メーカー: JJ Electronics
  • メディア: エレクトロニクス
PSVANE EL34C /MP マッチド2本組 ストレート/T 傍熱5極管 透明

PSVANE EL34C /MP マッチド2本組 ストレート/T 傍熱5極管 透明

  • 出版社/メーカー: プスヴァン(Psvane)
  • 発売日: 2022/07/05
  • メディア: その他
TUNG-SOL EL34B /MP マッチド2本組 ストレート/T 傍熱5極管

TUNG-SOL EL34B /MP マッチド2本組 ストレート/T 傍熱5極管

  • 出版社/メーカー: TUNG-SOL
  • 発売日: 2021/03/15
  • メディア: エレクトロニクス

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ALR JORDAN Entry Siを購入しました [AUDIO]

人に勧めたことはありますが、今ころ ALR Jordan Entry Siを購入しました。今も今井商事のWebには掲載されていますが、何年も前からALR JORDAN製品は輸入が途絶えているので、中古品での入手です。


過去に、このBlogで記事を書いていますが、東京インターナショナルオーディオショウの今井商事ブースでは小型安価なEntry Sを、規模の大きな高級真空管アンプや当時最新のD/Aコンバーターを使用した贅沢な駆動系で鳴らし、多くの来場者が驚くような音を出していました。


私が組み合わせたアンプは特別なものではなく、古いQUAD 34+306、音源はTVのAV出力です。もともとの目的は寝室のTVでAmazon Prime Videoを見るときの音質アップでしたが、TVにはメディアプレーヤー機能が備わっているので、NASに保管している大量の音源も再生できるようになりました。



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LEAK復刻版に想う [AUDIO]

LEAKは1934年創立の英国の伝統あるオーディオブランドでした。


代表作の一つ、TL/12 Point One Amplifierは出力12W 歪率0.1%の高性能を誇り、BBCのモニターアンプとしても採用されていました。大衆向けアンプのQUAD IIより上のグレードです。


私はStereo20という、EL84を出力管とした真空管アンプとしては後期のステレオパワーアンプ(10W + 10W)を所有しています。30cm口径までの英国製スピーカーを鳴らすには最良のアンプの一つです。(38cmのLOCKWOOD MAJORを鳴らすと、明らかにパワーが足りませんが)


1970年代にはLEAK SANDWICHと呼ばれる樹脂コーンの両面をアルミでサンドイッチした特徴あるウーファーを採用したスピーカーも販売しています。今でも、日本の中古市場で見かけることがあります。


真空管アンプのイメージが強いLEAKですが1968年代後半にはLEAK70をはじめとしてトランジスタアンプに移行しています。シンプルな四角いデザインが特徴的な素敵なデザインのアンプです。残念ながら私はLEAKのトランジスタアンプの音は聴いたことがありません。(正しくメンテナンスされたLEAKのアンプと出会うのは難しいでしょう)詳しい時期はよくわからないのですが、1970年代から1980年代の初めころには会社を閉じているようです。創立者のH.J.LEAK氏は1989年に亡くなっているようです。

さて、そんなLEAKが復活します。商標のみが継続しており、それを、現在のQUADの母体でもあるCHINAのInternational Audio Group(IAG)が入手して、デザインと回路を踏襲した新機種を復活させるのだそうです。


英国のオーディオブランドの場合、経営母体が変わるのはよくある事ですが(たとえば、スピーカーで有名なROGERSは、元BBCエンジニアのJim Rogersが設立し、Swisstone社の資本にうつり、現在はChina資本です。が、その間、会社としては継続していました)、さすがに30~40年の空白期間を経てブランドを復活させたからといって、それを英国の伝統あるオーディオブランドであるLEAKと受け取ることができるかというと、私には無理ですね。正直に言うと、下種な商売だと思います。


DSC_2849.JPG
2022年 東京インターナショナルオーディオショウ ロッキーインターナショナルブースにて。


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タグ:LEAK
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2022 東京インターナショナルオーディオショウ雑感 [AUDIO]

例年、東京インターナショナルオーディオショウは年休をとって比較的すいている平日に行くのですが、今年は油断しているうちに入場者枠が埋まってしまい、週末に参加。コロナ禍の影響で参加人数をかなり絞っているようで、かなり空いていた。

各ブースも中に入れる人数を決めているようで、かなり厳密な人数管理をしているようだった。私も、「今一人でたところなので、入れます。」と、ぎりぎり入れたブースもあったし、評論家講演は事前に整理券を確保していないと、入れない状態だったようだ。ワクチン接種でコロナがある程度収まってきたとはいえ、まだまだ感染者や死者が出ている状況。イベントでクラスターが発生すれば、翌年以降の開催が難しくなることは想像に難くなく、主催者もかなり意識しており、各出展者を指導しているように感じた。


その中で、たまたま聞いていた某メーカーのセミナーで隣の席でぺちゃくちゃしゃべっていた老人がマスクではなくフェイスシールドをしていたとか、某メーカーの自主開催枠に乱入した某評論家がマスクを外して話し始めたなど、ルールを守れない人が少なからずいたのは残念なところ。海外メーカー関係者も私が見た限りではみなルールを守って行動していた。

人数を絞っている影響か、若い人は殆ど見かけなかった。若い人がいたな、と、思ったら、日本人ではなく、中華系の言語をしゃべっていたので、かの地ではオーディオが若者の趣味として、まだ、残っているのかもしれない。


何年も続く半導体不足の影響、昨今の世界情勢の影響による真空管不足、為替レートの問題、どうにも輸入オーディオは、一昔前のように、「夢の舶来オーディオ」といった価格帯に戻ってしまった印象が強い。軍用で細々と生産継続していた真空管のオーディオ用転用等、オーディオ趣味は平和の象徴だったのかもしれない。

海外メーカー製品の高騰の一方で、マランツやデノンの用意しているアンプやCDプレーヤー(今更CDという気もするが、ネットワークプレーヤーとしての性能も高い)、それでも過去のモノよりは価格は高くなっているけれども、価格の上昇以上と感じられる高音質は、かつて、国産オーディオ機器ではなかなか得られなかった、高い音楽性が相対的に安価に入手できる日本メーカーのオーディオ機器から出せるようになったものとして歓迎したい。

スピーカーについては、昨年に続きPOLK AUDIOの価格性能比の高さに関心させられた。


以前ほどではないが、多少は写真も撮影してきたので、そちらについては後日、時間があれば。


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大乙嫁展 と 機動戦士ガンダム THE ORIGIN展 [AUDIO]

どちらも会期が終わってしまい、レポートを書くのが遅れましたが行ってきました。


どちらも基本的にスマートフォンでの写真撮影OK。SNSでの広がりを期待しているのでしょうね。スマートフォンに映り込み防止のPLフィルターを用意しておくべきでした。


最近、気になっていることを意識してみたところ、お二人とも、見開きページは原稿用紙を二枚つなげて描いている場合が多いことがわかりました。


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森薫氏の超高密度な書き込み原稿。良いシーンですね。
SHOTDOCS_22-03-26_03-14-51.JPG

安彦良和氏の原稿で、私が気付いた範囲では、この1枚のみが大判の紙に描かれていました。この写真ではわかりにくいですが、中央に薄く鉛筆で補助線が描かれていました。

紙の本の場合、見開き中央は本の合わせ目(本のノド)の部分にあたるので、ここを一直線に描く意味はあまりないのでしょうか?原稿を書く紙のサイズを大きくするのは、のちのちの管理や作画作業でもマイナスかもしれませんね
ただ、電子書籍の場合、見開きを大きくつながった絵で見ることができる(作者がそのように描いていればですが)のは魅力だろうな。と、思っているのです。
昔のコミックの電子書籍は、費用の制約もあるようで、原稿ではなく書籍からデータを起こしているものも多く、私の所有しているものでも、見開きページが悲惨な状態になっているものも多いです。せっかくの電子書籍化なのですから、見開きはちゃんとつなげて、カラーページはカラーページのまま収録してほしいというのは、贅沢なのでしょうか?
乙嫁語り 13巻 (HARTA COMIX)

乙嫁語り 13巻 (HARTA COMIX)

  • 作者: 森 薫
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2021/03/15
  • メディア: Kindle版
フルカラー版 機動戦士ガンダムTHE ORIGIN(1) (角川コミックス・エース)

フルカラー版 機動戦士ガンダムTHE ORIGIN(1) (角川コミックス・エース)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2022/01/22
  • メディア: Kindle版

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