SSブログ

旧型のスピーカー端子の使い勝手改善方法 [AUDIO]

今では信じられないかもしれませんが、1970年代くらいまでの古いスピーカーやアンプのスピーカー端子は、端子台にネジのみのシンプルなものが多いです。当時は1SQに満たない細い電線をスピーカーケーブルとして使用するのが普通で、導線をネジに絡めてネジを締めて固定するような使い方でした。


20231107_204300.jpg
こんな感じです。このスピーカーはJORDAN WATTSのJANET。1970年代の製品です。入手したばかりで端子盤を磨いたり、ネジの交換はした方がよさそうです。

Macintoshの高級アンプでも、ハモニカ端子と呼ばれる端子盤を使用しており、想定しているスピーカーケーブルは似たようなものでした。MC275の復刻版でもその仕様を踏襲しているものがあり、現在良く使われている太いケーブルにはそのままでは適合しません。


古いスピーカー端子は交換してしまうのも手ですが、私は可能な限り外観に手を加える改造は避けているので、スピーカーケーブルの方を合わせる方針を取っています。


ねじ止め端子には、スペード端子(Yラグ)であれば4mm幅のものが適合します。オーディオ用は少なく、電工用で充分とも思いますが、オーディオテクニカがカーオーディオ用に販売しているものが見つかりました。14ゲージなので、2SQ(2平方mm)までのスピーカーケーブルが使用できます。




私は手持ちのスピーカーケーブルの多くをバナナ端子で処理しているので、今回は別の方法を使いました。


20231107_135020.jpg
最近よく見かける、バナナプラグをスペードプラグに変換できるコネクターです。実は、SUPRA FOLKというものが元ネタなのですが、コピー商品が出まくった結果、日本では該当商品は販売されませんでしたし、現在、ヨーロッパ市場でも販売が停まっているようです。オリジナルメーカーに敬意を払いたいところですが、モノが手に入らないのであれば仕方ありません。加工精度等の造りは値段の割に優秀と思いました。


20231107_204740.JPG
Y型端子部分をネジで固定します。これで、バナナプラグを指すことが可能になりました。
20231107_204816.JPG
接点が多くなるデメリットはありますが、それほどシビアにならなくても良い様な気がします。
20231107_204600.JPG
このように使って、スピーカー端子の末端処理に使うことも可能です。(写真のため、普段、裸線で結線しているケーブルを引っ張ってきたので、むき出しになっている導線部分が過剰なのはご勘弁)

スポンサーリンク
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。