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ヘイト船長とラヴ航海士~鈴木慶一@A&Vフェスタ [MUSIC]

というわけで、A&Vフェスタの話の続き。

元はちみつぱいのバンド仲間で、今は人気オーディオ評論家の和田博巳氏と、はちみつぱい解散後、ムーンライダーズを結成し、一昨年にはバンド結成30周年を迎えた鈴木慶一氏のトーク&オーディオ再生イベント。慶一さんの17年ぶりのソロアルバムが、SACDのマルチチャンネルサラウンドで出るというので、それを、ちゃんとしたサラウンド装置で聴くのが今回のイベントの趣旨なわけである。

SACDマルチサラウンドによる音楽作りがものすごい。“フォーマットも、ここまで使い込んでくれたら本望だろう。”という感じ。リアにアンビエント成分を振る作り方から、積極的に定位を作り出すための音源としてまで、縦横無尽。さすが、元祖宅録ヲタクの慶一さんである。映画用だとリアスピーカーは広がり成分再生用なので、小型で充分だけど、音楽用となるとメインと質的にも近いものが必要になりそう。

SACDやDVDAudioでサラウンドフォーマットが出てきたとき、クラッシックを含めて、音楽がサラウンド環境と如何に対峙するのか?非常に興味があるテーマだったのですが、当時、蓋をあけて出てきたのは、既存の音源を適当にあちこちのチャンネルに振り回したような意味不明のものばかりでした。

DVD Audioが消滅し、SACDもCDを置き換える事が出来ず、マイナーなフォーマットに落ち着いてしまった感のある今になって、やっと、ロックの最前線からサラウンドに対する対峙方法の回答が出てきたのかなぁ?そんな感じ。

慶一サンは、ミュージシャンズ・ミュージシャンでもあるので、今回の彼の作品が、他の若いミュージシャンや、同世代のミュージシャンの音楽作りに、どう、影響を与えるかも、非常に興味大です。まだ、SACDにはチャンスが残されている。と、信じたい。

それにしても、この音源、CD、SACD 2ch、SACD マルチと3度美味しい。しかも、ちゃんと音(音楽ともいえる)作りを変えているという、とんでもない凝りよう。しかも、アナログ盤(それも、モノラル!)を作るというではないか!

SACD購入は予定の範疇だけど、ついうっかり4月4日のライブのチケットも購入^^;

自宅では、まだ、サラウンドで聴いていなくて、CD層のみ視聴。やっぱり、サラウンドと比べると、音的にはちょっと寂しい。勿論、音楽はとても良いです。 HiVi Webに情報掲載中です。

http://www.stereosound.co.jp/hivi/detail/feature_399.html


P.S. トークイベントでちょっと話題に上っていた、はちみつぱいの未発表音源集は、予想をはるかに超える規模のものになりそうで
す。こちらも期待大。

 

ヘイト船長とラヴ航海士~鈴木慶一 Produced by 曽我部恵一~

ヘイト船長とラヴ航海士~鈴木慶一 Produced by 曽我部恵一~

  • アーティスト: 鈴木慶一
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2008/02/20
  • メディア: CD

SUZUKI白書~スズキ・ホワイト・リポート

SUZUKI白書~スズキ・ホワイト・リポート

  • アーティスト: 鈴木慶一
  • 出版社/メーカー: 株式会社EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1991/11/27
  • メディア: CD

火の玉ボーイ

火の玉ボーイ

  • アーティスト: 鈴木慶一とムーンライダーズ
  • 出版社/メーカー: DREAM MACHINE
  • 発売日: 2001/12/12
  • メディア: CD
ソロ3連発でご紹介。と、おもったら、旧作は現在廃盤ですか…


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