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QUAD 33 + 303 [AUDIO]

私の所有する QUAD 33+303+FM3 のセットは、英国旅行の際、現地のビンテージオーディオを扱うお店で購入したものです。

店主は、元BBCのエンジニアだったそうで、彼がメンテナンスを施していました。

プリアンプ33
パワーアンプ303
FMチューナーFM3はすべて1967年に発売されています。

この年にQUADの民生アンプ、チューナーが全て真空管から半導体アンプに変更になった事になります。

ここで、民生と強調したのは、前年にQUAD 50Eという業務用の半導体モノラルアンプが発売になっていたからです。

50Eは、QUAD IIの置き換えを狙って開発されたアンプで、サイズはQUAD IIと、ほぼ同一で、そのままのラックスペースで置き換えることが可能になっています。当時のBBC用モニタースピーカーには、QUAD IIや50Eをマウントする為のスペースを用意しているものがあったので、同一サイズである事は重要だったのかもしれません。

半導体アンプですが、出力トランスを搭載し、幅広いスピーカーのインピーダンスに適合しているのも業務用らしい点。

303は、50Eと同じ筐体にステレオアンプを組み込んだもので、(QUAD 2 → 22の同一サイズの筐体でのステレオ化を連想させられます)QUAD初のステレオパワーアンプと言う事も出来るでしょう。

プリアンプの33もQUAD 22とほぼ同サイズのコンパクトなアンプ。多機能のフィルターを持ち、その調整機能はアナログ再生には絶大な威力を持つといいます。(私は、現在アナログ再生を行っていないので判らない)

チューナーのFM3も半導体。英国では同一デザインでFM2(QUAD22とセットになるFMIIとは異なる)という真空管式チューナーも発売されていた。私のFM3は英国バンドの為、当時の代理店であったHarman Internationalにバンド変更をしてもらっています。(多分、当時のQUAD修理担当だった方が担当した最後のQUADの修理がこれ)

友人宅に22+IIと33+303を持ち込み、平面バッフルにとりつけたGoodmans AXIOM301で比較視聴をしたことがあります。

22+IIのほうがハイファイ調のクリアな音質バランスで、33+303のほうが、どちらかというと やわらかく丸い多くの人が真空管的 と連想するような音質だったのが印象的です。

上は、ちょっと古い写真。303はFlagonの奥に隠れていて、FM3はバンド変更前だったのか、使っていない。


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あがるま

一年前の記事をやうやく見つけ
ジョーダン・ワッツなども何だか懐かしくなります。
初めて買つた本格セットが33-303-ESLでした。
その頃はまだ22やIIも販売されてゐてその方が安いかつたのですが、
その前に使つてゐた真空管アンプのノイズと発熱が大きいかつたので
トランジスタにしたのでした。
予算の関係でFM3を買はなかつたのは今思ふと残念です。
一度ESLのエレメントを中古品と交換したり、アンプのコンデンサーを取替へましたが、その後CD時代になりマランツのCD34をつないで、今でも使つてゐます。
ESLは狭い部屋で間近で聞いても音がぼやけませんし非常に使ひ易い製品ですね。
これからはメンテナンスも大変になりさうですが。
30年間迷ふ必要もなく、結局は経済的でした。
by あがるま (2006-05-21 09:28) 

YAS

あがるまさん、はじめまして。

ESLは指向性のきつさが問題とされる事が多いですが、その逆に小音量でも音がぼけないメリットが大きいですね。今は設置スペースの関係でESL57のほうはあまり使っていませんが、ESL63とはまた違ったよさを持つアンプだと思います。

仰るとおり、良い製品を手に入れると長く使えるので(特にQUADはメンテナンス体制がしっかりしていましたので)、最終的に経済的になりますね。33系と22系が同時に売られていた当時、22系のほうが安価だったとは知りませんでした。参考になります。ありがとうございました。
by YAS (2006-05-21 12:46) 

あがるま

サイトの内容を良く見ずに投稿しましたが、私のやうな後ろ向きではなく、積極的に古いものも使ひこなされて居られるのですね。

サブ装置もなくそれにLPは場所もないので片付けてしまつたし。
広い部屋が持てたら、デコラの古い電蓄でも欲しいと思ふのですが。
これはもう骨董品ですね。永久に聞くこともないでせう。
ガラードのプレイヤー、デッカのカートリッジ、EMIの楕円スピーカー、それから勿論QUADのアンプなど、そのコンポーネントははまだ求めることが出来るでせうけれど。肝心のものが欠けてしまひます。
by あがるま (2006-05-22 03:58) 

YAS

私は、自作からビンテージから現代オーディオまで一通りやっています。

ビンテージファンというわけではないですが、“きちんとメンテナンスして使えば”今のオーディオ製品からは出てこない、魅力有る音楽再生が出来るので、いくつかのビンテージ機器をシステムに組み込んでいます。QUADやLEAKの真空管アンプ、GOODMANSのAXIOM, EMIの楕円, DECCAのリボンツィータ等などです。
by YAS (2006-05-23 18:46) 

あがるま

デッカのデコラの詳しいことも知らないのですが、デッカ・ケリーのリボン・ツイーターも付いてゐたのでしたか?

昔の雑誌記事でAxiom80とQuad22-IIの組み合はせは良く見ましたね。
勿論オーディオ・マニアではなくて、安岡章太郎と」か大江健三郎などですが、丸山真男もその口だつたのでせうか。多分新潮社の何とか云ふ人が薦めたのでせうけれども。
by あがるま (2006-05-24 02:55) 

YAS

Decolaは複数の仕様がありますが、Kellyのリボンツィータは時期が違うと思います。スピーカーユニットは、Deccaの楕円ウーファー(金属と紙コーンの複合)やDeccaのコーンツィータ(これは、紙だったかと)を複数個角度をつけて使ったものが多いですが、初期のものはGoodmansのユニットを使っていました。

AXIOM80は、発売当時から戦前のスピーカーユニットの記念復刻モデル的位置づけのスピーカーで、もともとは軍用通信用スピーカーの民生転換のようです。当時のGoodmansのカタログを見ても、かなり特殊なつくりですが、日本では特に人気がありましたね。(実は私も復刻版のほうを所有しています)オーディオ評論家では、瀬川冬樹という人が好んで使っていたようです。(リアルタイム世代ではないので

推奨されるアンプとしては、何が標準的かといわれると難しいですが、QUAD 22/IIは、当時の英国製のアンプとしては安価(KT66を使ったものとしては、最安価)でもっとも大量生産され、日本にも多く輸入されたので、英国製スピーカーに組み合わせるなら、英国製アンプ。といった感じで使われたのかもしれません。当時の英国製ハイファイアンプとしては、LEAKがもっともスタンダードでしたが、日本にはそれほど輸入されませんでしたし、同社製のTL12等の高級アンプはQUAD IIの何倍も高価でしたから、当時の日本人には手が出なかったのかもしれません。

AXIOM80を鳴らすには、我が家では、意外と大出力で駆動力の有るトランジスタアンプとの組み合わせが好結果でした。

何かの雑誌で読んだ対談で、壇ふみの実家だと思うのですが、彼女の写真の背景に、タンノイの古いコーナー箱(おそらく、コーナーヨーク)が写っているのを見たことがあります。新潮社にオーディオ好きの人がいらっしゃったのですか?
by YAS (2006-05-24 09:22) 

あがるま

モノとステレオで違ふと云ふことですか?
デコラが結構長い間作られてゐたのなら、まだ市場に出回りさうですね。
英国では良く見られるのでせうか?

リークはポイント・ワンが名前だけ有名でしたね。
本当に0.1%の歪だつたのか。
私の覚えてゐる安いアンプはダイナコStereo70くらいですがこれはアメリカか。

五味康祐の本に出てゐたのは新潮社のSと云ふ人だと思ひ出しましたが。それなら佐藤社長のことだつたのでせうか。
by あがるま (2006-05-25 06:28) 

YAS

モノとステレオというわけでもなく、製造時期で多種多様のバリエーションがあります。全くの想像ですが、DECCAと付き合いのある家具工房に、発注があるたびに適当なキャビネットを特注し、それにその時代時代の高級モデルのスピーカーやアンプを組み込んだのではないでしょうか。箱も大きくわけで、左右一体のものと分割可能なものがありましたが、それだけでない外観のバリエーションもあったと思います。

LEAKのPOINT1は特定の機種名というよりは、シリーズ名に近い感じでしょうか。BBC放送局用の一番高いモニタースピーカーのパルメコに組み合わせるアンプはLEAKのTL-10というKT66のアンプでしたが、同じKT66のQUAD IIの数倍の定価だったはずです。
by YAS (2006-05-25 07:55) 

YAS

私が英国を訪れた10数年前は、現地のオーディオ雑誌の広告を頼りに探しました。

当然、雑誌やネットで必要最低限の調査はされたのでしょうから、私が当時見つけたような店は、今は、もうなくなっているのかもしれませんね。
by YAS (2008-10-28 20:51) 

三左衛門

ネット検索のほか、中古レコード屋の店長さんやら知っていそうな人に尋ねているのですが「ebayだね」との答えばかり。ロンドンでも1、2店は訪れましたが、日本のような品ぞろえの店はないようですね。お忙しいところ、回答、ありがとうございました。
by 三左衛門 (2008-10-28 21:25) 

YAS

私の知っている英国のビンテージオーディオショップは、ジャンクの現状品で在庫を持ち、購入が決まったあと、数日後に修理を完了させて引き渡す。という商売をやっていました。

それらの業者がeBayに以降したと言う事は、メンテナンスをしていない現状品をそのまま売っているという事でしょう。
by YAS (2008-10-29 00:55) 

三左衛門

 そういう形態の店でしたか。お教えいただいたことを参考に、ネットの検索をし直したら、いくつか見つかりました。地方都市に行けば、完動品の品ぞろえがある店もあるようです。なんとか程度のいいquad33を入手したいと思っております。ありがとうございました。
by 三左衛門 (2008-10-29 20:36) 

YAS

誤解の無いように申し上げますと、修理後引渡しというのは、ビンテージオーディオ店では特に珍しい事ではありません。修理に多くのコストが掛かりますから、売れると判っていない品物まで修理して在庫する事は難しいと思うのです。

新品(もしくは、比較的新しい中古品)との、最大の違いはここにありますね。

ところで、最近の設計で高域を伸ばしたHarbethと、QUADの中で、最もナローレンジの33系の組み合わせは、相性としてはお勧めできません。
by YAS (2008-11-17 23:41) 

三左衛門

 せっかくアドバイスをいただいたのに、気がつくのが今日になってしまい、大変失礼いたしました。申し訳ありません。今更ながらではありますが、有難うございました。
 実はQUAD33+303を購入しました。ピアノはとてもよいし、室内楽も独特の響きで満足していたのですが、日がたつにつれ、何か物足りなさを感じていました。ご指摘を読み、実に納得できました。
 この際、英国製にこだわり、QUADの22にでも手を出すか、44に行くか、naimにでも転じるかと思案を始めております。本当に相性というのは難しいものなのですね。
by 三左衛門 (2009-01-22 01:24) 

YAS

余計なことを言ってしまったかな?と、思っていました。

QUAD303は初期のトランジスタアンプですから、基本的に16オーム設定なのです。もちろん、8オームのスピーカーでも使用できますが、マニュアルに8オームのスピーカーを接続したときの周波数特性が掲載されていて、高域が下がっています。
by YAS (2009-01-23 00:02) 

三左衛門

 ありがとうございました。
 あらためて上の写真や書き込み拝見して
33+303をミニコンポ的に使うのは、粋だなぁと感じたり、
ESLと一緒に使ってみたいと思ったり 
やはりせっかく英国にいるので22も入手したいと考えたり・・・
妄想と物欲をふくらませています。

 また、是非ご教示ください。
 



by 三左衛門 (2009-01-23 07:26) 

YAS

405あたりを追加購入されて、組合わせるスピーカーによって、303と405を使い分けるのも面白いかもしれませんね。直ぐに44が欲しくなると思いますが^^;

私も、三左衛門さんのコメントにも刺激されて、ステントリアンのスピーカーユニットを33+303用に組合わせると面白いかな?などと考え始めております。

by YAS (2009-01-23 10:52) 

三左衛門

405と303では、相当違うのですね。
最近のHARBETHには、405+44の方が相性が良いのでしょうか。
405はかなり安めで買えそうです。早速いろいろ検索していまいました・・・・
by 三左衛門 (2009-01-23 22:19) 

YAS

QUADは405でカレントダンピング回路という独自回路を開発して、その後のパワーアンプは一部を除いてすべて、カレントダンピング回路が採用されています。405以降は、405のバリエーションと言う事も出来そうですね。

405ベースの製品がBBCモニターの専用アンプに採用されていた事もありますし、BBC研究所直系のHarbethのスピーカーと組合わせるアンプとしては標準的なもののひとつといえると思います。勿論、もっとよくHarbethに合うものは有るとおもいますが(私も、まったく異なるアンプで、HL-Compactを鳴らしています)、すでに33をお持ちですから、組合わせ案の一つとしては面白いのではないかと思います。44発表前は、33+405で販売されていた時期もありました。

405は生産量が多いので、入手しやすいと思いますが、古い製品です。状態の良し悪しはあると思うので、信頼できるお店を選ぶか、せっかく英国にいらっしゃるのですから、本社でメンテナンスを受けられると良いでしょうね。
by YAS (2009-01-23 23:29) 

三左衛門

33+303は私とほぼ同い年ということも気に入って、いつまでも大事に使おうと思っています(笑)
ただ405、ぜひ状態のいいのを入手したいと思います。
44のデザインも好きなので、結局は手を出す予感が・・・
両シリーズともデザインはすばらしいですね。いつまでたっても古くならないデザインというのは、こういうものかと感動して眺めています。
ところで、405と405-2はどちらでもいいのでしょうか。
ちなみにYASさんは、ハーベスとどんなアンプを組み合わせていらっしゃるのですか?
by 三左衛門 (2009-01-23 23:47) 

YAS

私は、初期型の44のカラフルなボタンの色が好きだったので、組合わせる405も初期タイプを選びました。

私は405と405-2の両方を所有はしていないので、両者の音の違いについては良くわかりません。そこら辺については、モノとの出会いを大切にすると言うのでいかがでしょう?

私はHL-Compactには、AIRBOWのLittle Planetというアンプを組合わせています。
http://www.ippinkan.co.jp/airbow/product/purimain_amp/lp2.html

by YAS (2009-01-25 02:30) 

三左衛門

 44は初期型と後期型で色が違うのですか。それなら、やはり初期型を探したいと思います。
 今日は朝から、33+303+HARBETH HLCompact 7ES-2 でピアノを聴いていたのですが、この手のものを聴くにはいですね。なぜか急に落語も聴きたくなって、志ん朝の小唄が入る演目をかけたのですが、これも実によいです。
 で、オケをかけた途端に、不満を感じてしまう。この辺は折り合いをどうつけるかなのでしょうが、もう少しだけ何とかしたいので、とりあえず405を試してみたいと思います。
 アドバイス、本当にありがとうございました。
by 三左衛門 (2009-01-25 22:57) 

YAS

はい。違います。色については、ネットなどで調べてみてください。

初期型の44は入出力はDINですが、後期型のグレイはRCAに変更になっています。405も同様ですが、405-2の初期タイプはRCAだったり、405の改造キット(純正もありますが、非純正の改造もあるでしょう)で、405の入力がRCAになっているものもあり、少々ややこしいです。

BBCモニターに限らず、放送モニターはアナウンサーの声がナチュラルに再生できるのが基本ですね。
by YAS (2009-01-26 01:28) 

三左衛門

44の初期型と後期型、ネットで確認しましたが、ちょっとした色使いでずいぶん印象が変わるものですね。デザインの妙を感じました。
確かに、放送局のモニタースピーカーなのですから、語りを素直に再生できるのは基本的性能で、落語の再生で感じた素晴らしさは、当たり前と言えば当たり前ですね。
405を手に入れたら、ご報告申し上げます。
by 三左衛門 (2009-01-27 08:08) 

YAS

44と44GY(後期型)は、見た目は勿論ですが、405/405-2以上に、中身も随分変わっていたと思います。音も多分ちがうでしょうね。34GYと44GYの聞き比べでは、44の方が随分情報量が多いのに驚きました。勿論34に不足感があるというわけではないのですが。


by YAS (2009-01-27 23:03) 

三左衛門

 405を購入しようとしていたのですが、ちょっとした弾みで44だけを手に入れてしまいました。やむをえず303とつないで聴いているのですが、33と44の差は大きいですね。33の音も好きですが、HARBETHは44で鳴らしてあげた方が伸び伸びとしています。ピアノの音もスタンウェイぽい透明感ある華やかさが出やすくなりました。こうなると、次は405ですね。
 レコードプレーヤーと33+303をつなぐと気になったハム音も消えたようで、ひと安心と思っていたのですが、きょうはなぜか復活。電源が犯人としか思えません。難しいですね、ハム音退治は。
 
by 三左衛門 (2009-02-26 07:38) 

YAS

お久しぶりです。

44は初期型とグレイのどちらです?初期型でDINケーブルですか?

33と44の聴き比べはした事がないですが、多分、違いが出てくるでしょうね。仰るとおり、情報量の多い44のほうが、Harbethにはあうと思います。

ハム退治は大変ですね。頑張って、色々調整してください。


by YAS (2009-02-26 12:26) 

三左衛門

 入手した44は初期型です。ただphonoはdinとRCAが両方ついています。改造されているのでしょうか?33のフィルター機能は今ひとつ使いこなせないのですが、44は使いやすいですね。
 しかし、303を購入したときに、「これは結構よくてプリアンプを変えて使ってもおもしろいんだよね」と言われたのですが、確かに44との組み合わせでもなかなかよい気がします。どうなんでしょう、このコンビは。そのうち405も入手して、聞き比べたいと思います。
 オーディオはきりがないですね。HARBETHのHPに社長が「スピーカースタンドなんて、IKEAの植木鉢台でもいいんだよ」と書いてあったので、しゃれで買ったら、冗談のように音がよくなったり。おもしろいです。財政的には、危険ですが。
 
by 三左衛門 (2009-02-27 09:03) 

YAS

44のフォノボードは、RCAとDINの両方がついていたように思います。仰るとおり、QUADのTILTフィルターは44で完成されていますね。

個人的には、スタンドは良質なものが必要と思っています。HARBETH純正は、ちょっと弱く、私の馴染みのショップは、HL-Compactを推奨していた頃、楓の角柱製のがっちりしたものを用意していました。(金属製はあわない様な気がします)

勿論、スピーカー本体の価格に比べて、あまりにも高いものは、バランス感覚に欠けますが^^;

by YAS (2009-02-27 10:41) 

三左衛門

 お久しぶりです。44に続いて405を買ってしまいました。
 44+303と44+405を比べると、後者の方が透明度が高く、伸びやかに感じます。オケを聴くには後者の方が断然良く、ピアノだと前者の味わいも捨てがたし・・・という感じです。
 今回入手した405は本当に買った当時の状態のようで、バナナプラグにすらなっていません。とても格安に入手したので、その分、オーバーホールでもしようかと思っています。
 それにしても、33シリーズと44シリーズの差はすごいですね。HARBETHが本来の力を出し始めたようです。YASさんのご指摘に、あらためて感謝申し上げます。


by 三左衛門 (2009-03-08 20:45) 

YAS

どんどん、コレクションが充実していきますね。

303は球アンプとトランジスタアンプの過渡期の製品の為、組合わせるスピーカーは、特に同時代のものが適合します。あまり、組合わせの相性を強調するのは、誤解を招く事もあるので、本当は、あまりしたくは無いのですが、三左衛門さんのケースには、非常に巧く行ったようで、私も安心しました。

今度は、33+303用のスピーカーが欲しくなるでしょう?(笑

by YAS (2009-03-09 01:55) 

三左衛門

 本当にありがとうございました。すっきりした音を楽しんでいます(レコードプレーヤーを使った際のハム音は相変わらずですが・・・・)
 33+303については、家人からは「半年前に買ったのは、もう「いらないと言うことだよね」と売却圧力がかかっています。「まぁ、これはこれで・・・・」とごまかしていますが。33+303の存在意義を説得するのは、なかなか難しいですが、なんとか守ろうと思っています。
 お尋ねするのは怖い~さらなるコレクション増加の予感がするため~ような気もしますが、どんなスピーカーがぴったりなのでしょうか(笑)
by 三左衛門 (2009-03-09 21:56) 

YAS

頑張って、守ってください → 33+303

あくまで個人的な意見ですが、EMIの古い楕円同軸のシステムの、比較的小型のものなどが良いのではないかと思います。HL-Cくらいのサイズのものがあります。あのサイズを2組だと周りのプレッシャーもあるでしょうか?

小型スピーカーだと、LS3/5Aをまったり鳴らすのも良いと思いますが、英国市場のLS3/5Aの中古価格は、日本よりはるかに高額ですね。

E.J.Jordan(すでに英国製では有りません)や、JORDAN WATTSの中古。同系のユニットのBANDORで自作したスピーカーなども面白そうです。
by YAS (2009-03-10 02:20) 

三左衛門

 33+303は小型スピーカーとともにミニコンポのように使うことで、生き残りをはかろうと思っております。
 YASさんの33+FLAGONの組み合わせなら、家人も納得させられそうですが、さすがにFLAGONはebayでも見かけません。LS3/5はすごく欲しいのですが、ご指摘の通り、当地のネットオークションではとんでもない値段で取引されているようです。HL-Cより高値です・・・・。33を購入した店の主も「LS3/5は入庫したら、すぐネットで売り払う。すごくいい値段で売れるからね」と言っていました。
 YASさんのアドバイスを参考にさせていただき、サブのシステムなので、ここはじっくり探そうと思っています。EMIを買って、実家用にするか・・・などとも考えてしまいますが。
 
by 三左衛門 (2009-03-11 00:06) 

YAS

LS3/5Aは良いスピーカーで、実は私も新旧2セット持っていますが、最近の中古の値段は極端な気がします。(日本の中古価格も安くは無いですが、海外はすごいですよね。)香港あたりのマニアが絡んでいるようです。いつでも手に入ると思っていた定番スピーカーがなくなったことへの渇望感もあるのでしょうね。

イギリスの最近の小型スピーカーですが、日本ではALR JORDAN、PMC、ATCあたりが評判がよいですか。ここで、逆転の発想。QUAD純正で現行品の11Lあたりと組み合わせてはいかがでしょう?英国だとVAT混みで何ポンドくらいでしょう?

バランスがよいスピーカーなので、33系でちょっとまったりと鳴らしても、面白い音がしそうな気がします。
by YAS (2009-03-11 23:46) 

三左衛門

 実は英国に赴く際に、LS3/5Aの母国なら格安で手に入れられるだろうと考えていたのですが、とんでもなかったです。ebay.ukでもLS3/Aに関しては、海外からの入札が多いようですね。狙い目は、郵送不可の条件で出ているものですが、それでも600ポンドを下ることはなさそうです。
 こうなったら、quadかtannoyの現行の小型スピーカーかな、と思っていたので、YASさんお勧めの11Lはすごく惹かれます。
 調べたら、新品で200ポンド台くらい、ebayの新同品だと100ポンドくらいでしょうか。日本では随分しているのですね。
by 三左衛門 (2009-03-12 20:02) 

YAS

真空管でいうと、QUAD IIに使う、GECオリジナルのKT66は、ずいぶん前から英国でも殆ど手に入らなくなっていました。英国だからあるというわけでもなさそうです。

頑固なUK ONLYを見るたびに、くやしい思いをすることがあったのですが、そうか、英国には、三左衛門さんがいらっしゃいました^^;

11L2は日本では6万円くらい(11Lだとしたら、型落ちで安くなってる可能性はあります)、MADE IN CHINAですが非常につくりがよく、その値段でも充分過ぎるくらい安いと思います。日本の代理店の肩を持つわけではないですが、ポンドが安くなっても、経費の多くが円建てのものが多く、簡単には値下げできないようです。

タンノイも面白そうですが、いま、日本に入っている小型スピーカーはオートグラフミニを除いて、格安モデルか、業務用の小型モニターが多いので、私の知る範囲では、ちょっとマッチしそうなものがありませんでした。英国内で流通しているモデルには、ちょうどよいものがあるかもしれませんね。

今、日本には入っていませんが、英国のCASTLEというのは実につくりの良い、比較的安価な小型スピーカーを作るメーカーでした。今でも、会社があるなら、注目してよいメーカーのひとつだと思います。
by YAS (2009-03-13 01:40) 

三左衛門

 CATSLEはRICHMONDというモデルがよくオークションに出ているようですが、写真で見る限り、本当に作りが良さそうですね。quad11Lを含め、じっくり探してみます。
 しかし、quadのコンパクトで素晴らしいデザインにぴったり来るようなCDプレイヤーというのは、ないものでしょうか。いろいろネットで検索しているのですが・・・。
 ebayで狙い目にしているのは、pickup-only。これなら競争相手が少ないので、格安で落札できるのですが、ブックシェリフだとさすがに発送可が多いです。
 小生は来年春には帰りますので引っ越し便に紛れ込ませられるようなものでしたら、何か持ち帰りましょうか(笑)
by 三左衛門 (2009-03-16 20:16) 

YAS

それにしても、この三左衛門さんとのやり取りは、まとめなおしたいくらい、良い情報やレポートが集まってますね。

CATSLE は元が箱屋さんと聞いた事があります。今はどうか知りませんが、10数年前、日本に輸入されていた当時はATCやProAcの箱を作っているという情報がありました。QUADは11LでCHINA生産で巧くコストを下げ、品質も頑張って維持していますが(ちゃんと管理しないCHINA工場なんて怖くて…)、CASTLEは当時英国生産で価格を下げていたのかな?型番は忘れましたが、6面綺麗にツキ板仕上げしたスピーカーが、6万円くらいで驚いた記憶があります。音質も価格を超えて素晴らしかったです。

405系を何台か入手して、QUAD本社でメンテしてもらうというのは、魅力的かも^^;
by YAS (2009-03-17 20:05) 

三左衛門

 いつも返信が遅くなり申し訳ありません。ここ三週間ばかり、死のロードのような出張が続き、参っていました。
 私の405はボリュームの左右バランスレバーを動かすとガリガリ音がしたりするので、そのうちメンテに出そうと思っています。本社でサービスを頼むとどのくらいかかるのか、もう少し落ち着いたら調べてみます。心配なのは、当地の宅配サービスがとても雑なことです。直接持って行こうかとも思っています。
 さて、33+303維持策として、iPod用のケーブルを買ってみました。寝室用のミニコンポとして、見た目も使い勝手も至極シンプルに使えればと思って試みたのですが、小さい音で聴くには、とてもいい感じになりました。CATSLEからLS3/5Aより小型のスピーカーが出ているようなので、それと組み合わせてみたいです。
by 三左衛門 (2009-04-09 21:50) 

YAS

いえいえ、ゆっくりどうぞ。

なるほど。直接持っていけるロケーションは羨ましいです。iPodもWadiaの170iTransport + DACで本格的なオーディオ機器になりますが、そのままアナログ出力でつないでも、33+303とは見た目も合わせてよいものになりそうですね。うちには、古い3Gが使い道も無く放置されているので、検討してみようと思います。(使っている機器によって、エンコードを使い分けているのが面倒なのですが…

by YAS (2009-04-17 02:17) 

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