続 唐沢なをきの件 NHKの謝罪

NHKの謝罪を受けることになったそうで、まずはおめでとうございます。

問題となった担当ディレクターの同席を認めない、ブログの記事の改変も受け付けない。と、事前に条件を着けたのは、唐沢夫妻が非常に冷静に論理的に対応しているのと、怒りの大きさの表れでは無いかと思います。（実際、私だって、当人を前にしては、「そんなに怒ってないですよ。」とか、言ってしまいそうですしね。

唐沢氏へのメールでも、取材で不愉快な目にあったという声が多かったとのことですが、本件に関して、ネットでいろいろ検索すると、非常識な取材で被害を受けた人の声が、いろいろ出てきました。すべてが本当のこととは断言出来ませんけど、少なくとも一部は本当のことなのでしょうね。

さて、前回のエントリーで、NHKという組織について、大事になっているに何のアクションも起こさないのは問題といった内容の事を書きましたが、さすがにそんな馬鹿なことはありませんでしたね。 訂正します。

私がマスコミに期待するのは、事実を適切に伝えることです。最近の動向を見ると少々望み薄な気もしますが…

製作に人間がかかわっている以上、作り手の意思がまったく反映されないわけはありませんが、マスコミの目的は作り手の思想を一般に広げることでも、報道する内容とそうではない内容の取捨選択でもないのですから、淡々と事実を伝えてほしいです。

この番組は報道ではないですが、素直に、創作に苦悩する唐沢なをきの普段の姿を見せてほしかったですね。いや、本人、普通のレベルの仕込みには充分理解があったのだから、ディレクターに能力があれば面白おかしくすることも充分可能だったと思うのですよ。

NHKの取材といえば、（遠き過去の）高校時代、当時有名だった今は存在しない某ソフトメーカー経由でマイコン少年として取材を受けたことがあります。若手の研究者の方もこられて、悪い雰囲気の取材では無かったですし、素の当時の高校生のマイコンクラブ（8bit時代ですからね）の取材をしていただいたと思います。

唐沢なをきの件　ＮＨＫの番組制作能力の低下
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コメント 2

NHKはドキュメンタリーを作るとこういうことになるから困る！
あとニュースは事実報道だけでよくてコメンテーターの政治解説とか
いりませんね
by 釣られクマ (2009-09-17 12:57) 

よい番組だと思って番組を見ていたら、製作が海外だったりしますね。（最初から気づいているけど^^；

多角的に広く平等な複数の視点で解説を行えるのならばWELCOMEですが、現状の恣意的な世論誘導が感じられる以上、マスコミは事実の客観的な報道以上のことをしてはいけないと思います。

少なくとも、権力の監視がマスコミの役割。などと中学生の学生新聞レベルの精神構造の持ち主には、公共の場の意見発言はやめてもらいたいです。
by YAS (2009-09-18 00:47)