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QUAD ESL63の故障パターン [AUDIO]

いま、自分のESL63proの修理をしているところです。

友人のものも含めて、何度か修理していますが、ESL63のエレメントの故障のパターンは大きく2つ有ります。

1. 過大入力による電極タッチや、振動板へのゴミ付着によるスパーク発生で振動板に小さな穴が開くパターン。ぼつぼつ、ビーといったノイズが出ます。問題が出たエレメント単体の修理でOKです。

2. 接着剤の劣化で電極基板の固定が外れ、電極全体がばたばと暴れるような大きな音が出ます。

2の場合、同時期に生産されたエレメントは全て同程度の劣化をしている可能性が高い為、エレメント全ての修理の覚悟が必要です。私が部品取り用に購入したジャンクのESL63も全てのエレメントの接着剤が外れていました。したがって、健全なエレメントのみ再利用するつもりで、ジャンクのESL63を入手するのは懸命な方法ではありません。

私のESL63proは1995年に当時の代理店のハーマンインターナショナルで修理しています。その時に交換されたエレメントについては電極固定の接着剤に異なるものを使っているようで、今も接着剤の性能は完全に維持されています。

単に経年変化の違いではなく、接着剤の耐久性向上によるものであれば、後期に生産されたESL63やそれ以降のESLシリーズのエレメントについては、経年変化に強い可能性が有りそうです

接着剤が劣化したエレメントについては、たとえ振動板が健全でも振動板も取り外して完全に分解し、劣化した接着剤を清掃し、電極基板の再接着が必須です。古い接着剤の除去は結構手間なので、そこそこ慣れた私でもエレメント1枚のリビルドに4~5時間くらい必要です。

ESLそのものの分解組み立ての手間などを考えると、現在のエレメント8枚を交換した場合のメーカー修理代金が50万円程度かかるというのは、工数を考えると仕方の無いことだと感じました。(ロッキーでは、エレメントそのものの修理はせず、英国から供給された交換用パーツを使用しているはずです。)

DSC01967.JPG


# なお、高電圧を扱うリスク、DIYに不慣れな人が修理ではなく破壊をしてしまうリスク、短期間でノイズが再発するリスク、中途半端なDIY修理品が中古市場で流通して被害者が出るリスクなどを考え、私はネット上でQUAD ESL修理について具体的な記述をしたり、方法について指導を行う予定はありません。

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タグ:Quad ESL63
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