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ポップ音 と 残留ノイズ [AV FAQ]

パワーアンプの電源を入れたときスピーカーから、サブウーファーの電源を入れたときウーファーから、ボツッ という感じのノイズ音が出ることがあります。このノイズは、一般的にポップ音と呼ばれます。

国産製品の場合、ポップ音対策がしっかりしていて、ノイズが出ないものが多いようです。逆に海外製品はノイズが出るものが多いです。これは、主に回路上の対策によります。

スピーカーに対するダメージを心配する人が多いようですが、通常の場合、ポップ音はそんなに大きな音ではありませんから、スピーカーを痛めるほどではありません。ポップ音対策で保護回路を厳重にすることによって音質的なデメリットもありますから、ポップ音が出るからといって、それほど気にすることはありません。(ただし、マルチアンプシステムでツィータを直接接続している場合は、重要な問題です。しかし、マルチアンプ駆動をする人が、このFAQ集のレベルのことを理解していないわけが無いことを前提に考えます。)

私も、ずっと前のことですが、naimのNAIT-2の購入を考えたとき、ポップ音が出るから。という理由で購入に踏み切らなかったことがあります。(いまは、持っていますが^^;)

電源投入直後、ビーという感じでノイズが数秒異常でて、しばらくすると、落ち着くことがあります。これは、アンプが発信している状態で、コンデンサの容量抜けやスピーカーの負荷があっていないなど。とにかく正常な状態ではありませんから、すぐに使用を止めて、修理を考えてください。

ポップ音とは別に、(アンプの)残留ノイズというものがあります。無音時にスピーカーに耳をそばだてて、シャーという音が聞こえたら、それが残留ノイズです。アンプやCD等の出力に、若干のノイズが出ていることがあります。原因はいくつか考えられます。電源と信号線が干渉しあって、信号ラインにノイズが乗って出ていること、電源ノイズが原因で出ることもあります。そういう場合はノイズ対策や信号線の取り回しの変更で改善することもあります。

そのほかに、アンプやCDPそのものの設計に起因するノイズも考えられます。特に能率の高いスピーカー(少ないアンプの出力でも大きな音が出るスピーカーの事。古いJBLやALTEC等が代表)と、ローエンドクラスや比較的安価な海外製品などノイズ対策にそれほど力を入れていないアンプの組み合わせでは、多少の残留ノイズは仕方ないともいえます。実際に音楽を聞く音量でノイズが聞こえない場合がほとんどだと思います。そういう場合は、残留ノイズに対して、神経質になる必要はありません。ただし、通常音楽を聴くときの音量で残留ノイズが聞こえる場合は、装置の故障を疑うべきでしょう。

# ある中古オーディオ専門店で、ヤマハのモニター1000といった、特に能率の高いスピーカーでもないのに、残留ノイズが目立つというアンプを、メンテナンス済みとして、売っていました。さすがに、それはインチキです。


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