SSブログ

D/A CONVERTERを入れ変えました。 [AUDIO]

D/A CONVERTERをアップグレードしました。

今まで、AIRBOW DAC-1を使っていたものを AIRBOW DAC-1 Cryo Limitedに更新しました。あまり、代わり映えしませんか?でも、今の音のバランスを大きく変えずに、質を高めるには一番確実な方法と考えました。

DAC-1は1997年の製品です。筐体はSATXのDAC-TALENTと共通ですが、STAXの改造品ではなく、AIRBOWのオリジナルモデルです。その後、ほぼ、1年に一度のペースで改良を加え、最終版のCryo Limitedは2002年に発売になっています。AIRBOWの単体DACとしては、今のところ、これが最後の製品になります。

今回は、AIRBOWの貴重なサービスであるバージョンアップではなく、DAC-1 Cryo Limitedを新規購入しました。Cryo Limitedが特価販売されているのと、将来的に今までのDAC-1をサブシステムの音質向上に利用する事を考えたためです。

# DAC-1は、現在、友人に貸し出しています。

DAC-1 Cryo Limitedは、オリジナルのDAC-1に、Little Planet等で使用されているのと同様な特殊なスイッチング電源と、低温処理パーツを導入したものです。おそらく、細部もいろいろ変わっているのでしょう。特殊電源の効果か、特に低域方向のレンジ感が強化され、音の立ち上がりが改善され、より一層歯切れのよい音になっています。

AIRBOWによる、長年の熟成の成果が確実に現れていました。

もちろん、音質バランスの素晴らしさはAIRBOW共通のもので、機材を入れ替えた事により、システムのトータルバランスが変わってしまうような事はありません。


スポンサーリンク
タグ:AIRBOW
nice!(0)  コメント(13)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 13

3FW

はじめまして。ALTEC 405Aのエンクロージャを探していて、たどり
着きました。

だいぶ古い記事へのコメントですが、クライオ処理については、いかが
お考えでしょうか? もし、聴感で効果が感じられたとしたら、一体、
どういう物理現象に基づくものなのでしょうか? ご教示頂けると幸い
です。
by 3FW (2007-02-23 20:46) 

YAS

私は物性について詳しいわけではないのでわかりません。疑似科学っぽい説明を付けて納得したふりをするよりは、「よくわからないけど、音が良い方向に変わった」という結果を受け入れるほうが、よほど良い(害がない)と思っています。

サブゼロ処理などの、低温処理そのものは、オカルトオーディオの世界ではなく、金属材料加工後の後処理として一般的に行われているものです。
by YAS (2007-02-24 02:03) 

3FW

クライオ処理によって音がどう変わるのかは、私は試したことが無いので
分かりませんが、サブゼロ処理についてのみ、私の知っている範囲につい
て書いておきます。

サブゼロ処理とは、炭素鋼において、焼入れ時に残留オーステナイトの量
を減らすために室温以下に冷却することをいい、-100度Cまでを普通サブ
ゼロ、-100度C以下に冷却する処理を超サブゼロ(クライオ処理)と呼び
ます。

この処理で重要なことは、「固溶化する温度(鋼で最低730度C以上)に
加熱した後に急冷する」ということです。単に室温から冷却することをい
うのではありません。室温から冷却しても金属結晶に変化は起こりませ
ん。

Webで「クライオ処理」で検索掛けると出てくるサイトの説明は、いずれ
もこの*固溶化する*過程について、一切触れておりませんし、書いてあ
ることは、いずれも金属学的に見ると「擬似科学」の域を出ないというの
が正直な感想です。余談ですが、文献を調べてみても、銅(銅合金)に
「クライオ処理」した研究論文は一件も見つけることはできませんでし
た。
by 3FW (2007-02-26 18:40) 

YAS

私の認識も同じです。

銅では、オーステナイトが発生しようがないですからね。
by YAS (2007-02-26 23:38) 

mac

はじめまして。
かなり古いブログにコメントを付けるのは僭越でございますが
実は小生現在良質なD/Aコンバーターを探しておりまして、
逸品館さんに貸し出し試聴用のAIRBOW DAC-1 Cryo Limitedをお借りして自宅で聞いている状況でございまして、
他の方のこのコンバーターへの評価が気になったので
ございます。

D/Aコンバーターが欲しいと思い立って、いざ探してみますと、
なかなか良質で評価の定まった製品が少ない事に驚きました。
インフラノイズ社さんの物もなかなか良さそうですが、ややクラシック向きという評価が多いようなのでこれを外しますと、あとは輸入品のヘッドホンアンプを内蔵したヘッドホンマニアさん向けに
マーケティングしている小型のD/Aコンバーターしか見あたりません。それで予算オーバーを承知で試聴機をお借りしたのですが、正直たまげました。澄み切った音色、上下方向に伸びきったワイドレンジ感、低音楽器の豊かな鳴りっぷり、ひずみ感のなさ、など申し分ないのですが、どうしても価格の点で後ろ髪を
引かれています。

見ず知らずの者からで申し訳ございませんが、
貴殿のこのD/Aコンバーターについての印象、長期にお使いに
なられてのインプレッション、他機種との比較など。
なんでも結構ですがお聴かせいただけませんか?
どうか事情ご賢察下さいましてよろしくお願いいたします。
(もし別途メールで、と言うことでしたら
 住所氏名・メールアドレスをご連絡させていただく事も
 やぶさかではございません。何卒よろしくお願いいたします)
by mac (2007-10-24 09:29) 

YAS

DAC-1 Cryo Limitedの音質を気に入っていただけたようで、一ユーザーとして、嬉しく思います。私の経験上、DACは、振動対策に敏感に反応しますので、お手元に良いインシュレーターがありましたら、設置方法を工夫すると、より、高音質が楽しめるかもしれません。

AIRBOW DAC-1デビュー当時(幅広価格帯で単体DACが売られていた時期でした)に、店頭やイベントで、当時のオーディオ雑誌で、最も評価の高かった倍以上の価格の某海外製有名DACと比較視聴し、DAC-1の音の反応が圧倒的に早く、自分にとって自然な音だったのが導入のきっかけです。特にアタック音の出る出ないの差で音楽表現が全く違って聞こえるものがあります。

音質については、個人的には、ご自身が御気に召したのであれば、他人の評価を気にする必要はないのでは無いかと思います。macさんのコメントからも、広い範囲に対して音質の確認をされたようですし、ご自身の環境でのテスト結果ですから、何よりも的確な筈です。

価格については、個人的には、過去の他機種との比較からも、安い(数倍の値段の海外製高級DACの音を凌駕する&使用されているパーツのグレードもきわめて高い)と思いますが、金銭感覚は人それぞれですね。

このDACの音は、クラッシック向きとかロック向きというのは無いと思います。我が家ではQUADのESL63proにウーファーとツィータを組み合わせた4WAYで、ロックもジャズもクラッシックも、かなりの音量で聴いていますが、ジャンルによる向き不向きを感じた事はありません。


P.S.
上の3FWさんのコメント、今見直すと、単にクライオ系の処理にご自身の意見を書き連ねたいだけだったみたいですね(笑
by YAS (2007-10-24 23:25) 

mac

YAS様ご丁寧にコメント下さいまして大変感謝しております。

そうですかDACは振動対策に敏感ですか・・。
私もそのように感じました。お借りしているDAC-1に
軽いインシュレーターを乗せてみたら音像の大きさが
乗せたその瞬間、フッと変わる感じがしました。

価格については絶対的には安くはないのですが、
他にこのレベルのDACがなかなか見つかりませんし
海外製高級DAC(CHORD DAC64あたりでしょうか?)と
比較しても優位だったと言うことを考えれば今の逸品館さんの
価格なら割安と言えるかも知れませんね。
音楽ジャンルを選ばないと言うことも賛成です。
私はJazzとロック中心ですがとても心地よいです。

いやー、悩んでいる商品そのものをお持ちの方に巡り会えて
幸運でした。
(なにせ50セット程度しか生産していないらしいので)
幾重にもありがとうございました。
by mac (2007-10-25 18:09) 

YAS

デジタルケーブルはセットで届いていますか?macさんは、DAC初導入のようですから、もし、AIRBOWのデジタルケーブルが付属していなくて、映像ケーブルなどで代用されているとしたら、まだまだ伸びしろがあります。

素朴な外観の自作っぽいデジタルケーブルですが、これは、かなりの高音質ケーブルです。似たような構造の自作ケーブルを作ったことがありますが、音質は遠く及びませんでした。

当初、DVDとAVアンプの接続のつもりで購入したこのケーブルが、トランスポート~DAC間の、定価4倍位の一時期ちょっと有名だったデジタルケーブルを追い出しました。より高価なもので、もっとよいものがあるかもしれませんが、コストとのバランスを考えると、デジタルケーブルへの投資はこれくらいで充分だと思います。

DAC-1 Cryo Limitedそのものは50セット最終生産だったようですが、上にもちょっと書いたように、歴代のバージョンから、有償バージョンアップを行っていたので、ユーザー総数はそれなりにいるのではないかと思います。
by YAS (2007-10-26 02:41) 

mac

こんばんは。
実は逸品館さんの視聴セットにはケーブルは含まれておりませんでした。
でも、私の場合TOSlinkケーブルでAirMacExpressから接続しているので
幸いというか、無くても問題ないのです。
ソースがAMEというのは一歩引かれてしまわれるかも知れませんが
なかなかの音色です。手持ちのCDプレーヤーが色あせてしまって
全然出番が無くなってしまいました。
他の機器との接続するときのことを考えてAIRBOWので至るケーブルも
調べてみることにします。
それにしても良いバランスのD/Aコンバーターです。
結局当家のオーディオのグレードをこの小型の小箱が握っているという
印象さえあります。視聴機の返却日が来週月曜日なので
そろそろ決心しなければならないなぁと思案しているところでございます。
by mac (2007-10-26 21:39) 

YAS

PC側のソフトが何になるかは別として、私が初代DAC-1を手元に残しているのも、将来的にPCと組み合わせる選択肢を考えているからです。

おっしゃるように、高次元でバランスが取れていると思います。極端に、高域が延びるとか、解像度が高い、という風に聞こえる装置は、どこかしらバランスが狂っているのではないかと思います。

週末、時間をかけて、ゆっくり悩んでください^^;
by YAS (2007-10-27 05:50) 

3FW

別に「自身の意見を書き連ねたいだけ」だったわけではありません。
なぜ、わざわざ「Cryo Limited」をご購入されたのか、その理由が知りた
かっただけです。「クライオ処理」に価値を感じたのかどうか。

私の2回目のコメントは、YASさんの
>サブゼロ処理などの、低温処理そのものは、オカルトオーディオの世界では
>なく、金属材料加工後の後処理として一般的に行われているものです。

に対して行っています。クライオ処理自体は、熱処理として一般的ですが、
オーディオ業界で言うところの「クライオ処理」とは別物であるということ
です。

「Cryo Limited」で感じられた、聴感上の変化というのは、「クライオ処理」
によるものなのでしょうか? それとも電源や細部の変更に伴うものなのでし
ょうか? 同時に複数箇所の変更があるので、問題の切り分けは出来ないと
いわれれば、それも尤もです。しかし、音に変化があったのならば、それが
何を主因とするものなのか考察することは無意味ではないはずです。
by 3FW (2007-12-25 20:10) 

YAS

私はトータルで製品を評価しているのであって、低温処理云々にフォーカスして考えるつもりは有りません。そもそも、DAC-1とCryo Limitedでは電源部が別筐体の別物に変更になっているなど、変更点が大きすぎて、部品単体での音質変化の検証など出来るわけもありませんし、私もこのエントリーでそういったことには触れていません。

そもそも、私は、なになに回路だからどういう音だとか、どういう部品を使っているから、こういう音という考え方には、賛成しておらず、他のエントリーでもそういう意見を表明しており、そういう話題について討論する相手としては適切では有りません。

3FWさんが、ご自身で御考察するか、同じテーマで考えるお仲間を探されるようにお願いします。
by YAS (2007-12-26 00:49) 

YAS

特別行政法人 労働安全衛生総合研究所の職員が、業務時間中に職場のMACから、こんな書き込みをしていてよかったのかな? → 3FW
by YAS (2008-07-17 01:21) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。